アメリカザリガニを青くするには
2015/10/29
アメリカザリガニって普通の人は赤色をイメージすると思います。
ところが、与える餌や飼育環境を変えることによって色を青くする方法が存在!
こんなに青くなります。
引用元:五目釣りを中心にしたひとりごと
青いザリガニが世に出回った当初は1匹、3万円~5万円で取引されておりニュースにもなるなど話題を集めていました。
今でも青色が人気があり、今では元から青色をした改良品種なども出回っており簡単に入手することが出来ます。(1匹1,500~2,500円前後)
今回は改良品種ではなく、自然に生息しているアメリカザリガニを青くする方法について説明したいと思います。
まずはザリガニの色のメカニズムを知ろう!
ザリガニは体内を循環する血液(体液)が、我われのように赤くはなく、青いと言われています。
ではなぜ体液は青いのに赤色になるのか?
その秘密はザリガニが普段食べている餌にあります。
餌の中に赤色の色素の原料となる植物に含まれている色素カロチンを取り込み、体内でアキスタチンを生成することにより殻が赤くなるとされています。
簡単に言うと、
「赤い色素の元となる餌」
を食べることにより、赤くなります。
ザリガニを「青く」する方法
ではどうやってザリガニを青くするか?
やり方は簡単!
赤い色素含まない餌を与えるだけ!
以前、TV番組の「トリビアの泉」でザリガニにサバだけを与え続けると青くなるという事が紹介され、話題となりました。
なぜならば、アジやサバは赤色の元となるカロチノイドを含んでいないからです。
よってアジやサバを与え続けると、赤色の色素となる原料をザリガニが取り込まないため、もともとの体液である青色が目立つようになり、青くなります。
また近年では、便利なものが出回っており、乾燥エサで同じ効果が得られる物があります。
熱帯魚のディスカスの餌は色素があまり含まれていません。これを与え続けることにより青くなることも確認されています。
但し、ザリガニにこのエサだけ与えると、脱皮に失敗して死んでしまう事がありますので、週に1回は他のエサを食べさせて、色を調整する必要があります。
青くするには3cm程度の個体が望ましい。
アメリカザリガニを青くするには、3cm程度の個体でチャレンジするようにしましょう。
脱皮を繰り返すほど、色が変わりやすく、既に大きめの個体に色素のない餌を与えても脱皮をしないため、色が変わりにくいです。
脱皮の回数が多いほど小さめの個体ほど、色が変わる可能性が高いと言えます。
青色は栄養失調!?
ザリガニを青くするには、色素が含まれていない餌を与え続ける必要があります。
青色にした場合、本来摂取すべき栄養素を取り込めず青色になっているため、決して健康状態が良い状態とは言えません。
脱皮に失敗したり、食欲が低下し弱ってしまったりします。
色素が含まれていない餌だけを与えるのではなく、週に一度は普通の餌をあげて体調をコントロールしてあげる必要があります。
青くした場合、リスクも伴いますのでザリガニを大事に育てたい方にはお勧めは致しません。
最後に
アメリカザリガニを青くするには餌を調整すると青くすることが出来ます。
しかし、すぐに青くなるわけではなく、長い場合は半年くらいかかる場合もあり、長期的な計画が必要です。
また、青くするにはリスクも伴うので、青いザリガニを飼育したいのであれば、元から青い改良品種を購入されることをお勧めいたします。
無理に青にせずとも元から青のザリガニはこちら
フロリダブルー
引用元:熱帯魚の通販 アクアナ[AquanA]
突然変異の青のアメリカザリガニ 品種改良
引用元:荒川土手でシーバスを釣ってみようと思ふ。