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クワガタの幼虫 菌糸瓶飼育について

   


菌糸瓶飼育とは

クワガタ幼虫 菌糸瓶飼育

クワガタの成虫を大きくサイズアップさせるために、幼虫に菌糸を食わせて大きくさせる方法があります。

一時、オオクワガタが大ブームとなった時に、80mmを超えるオオクワガタが200万円で取引されニュースでも取り上げられました。

大きいクワガタほど高額で取引されるようになり、当時は皆が80mm以上のオオクワガタを目指して育成したものです。

そこで、サイズupをさせるために菌糸瓶の中に幼虫を入れ、菌糸を食わせ大きくするという方法が流行りました。

また最近では菌糸瓶も改良され、当時に比べ80mmオーバーの個体も簡単に作出されるようになってきました。

菌糸とは

多くの菌類が形成する糸状の構造であり、クワガタが大きく成長するための栄養素をたくさん含んでいます。分かりやすく言うと、クワガタ版プロテイン笑

菌糸瓶の交換時期

クワガタ菌糸瓶飼育

幼虫が菌糸を食べ始めると、白い部分がなくなり、中の茶色いオガが見え始めます。

白い部分が3分の1くらいになれば、新しい菌糸瓶に交換してあげましょう。

飼育中の温度により、幼虫の食いの量も変わってきますが大体は3か月くらいごとでの交換が目安となります。

温度が上がれば食いの量も上がり、早期交換が必要になってきますが、早期羽化にもつながり、温度を上げたからと言って必ずしも大きい個体が生まれるわけではありません。

高温に弱い菌糸瓶

菌糸瓶で幼虫を飼育する際は、室内の温度に気を付けましょう。
室温は28度以下に保つようにしてください。

室温が28度以上になると、菌糸が腐り、腐敗が進み劣化してきます。
劣化してくると、菌糸が茶色くなり、水も溜まってきます。

劣化が進み過ぎると幼虫が死んでしまう場合がありますので注意しましょう。

室温は常に20~23度くらいに保ちましょう。
夏場はクーラーで室温を調整する必要があります。

電気代を節約したいという方には

夏場の室温の調整は大変と思われる方も多いのではないでしょうか。

そこで、発泡スチロールを利用した温度調整方法をご紹介します。

まず、発泡スチロールの箱を用意。
箱の中に菌糸瓶を入れます。

そして箱の内部の気温を下げるために、水を凍らしたペットボトル(1.5リットル)入れます。

発泡スチロールを保温性があるので、ペットボトルから放たれる冷気を長時間保ってくれます。

凍らしたペットボトルは次第に溶けてくるので、1日に2~3回入れ替えてあげましょう。

箱の大きさにより、箱内部の冷え具合も変わりますのでペットボトルの容量などを調整し、温度調整してください。

菌糸瓶はリスクが大きい事も把握しておこう

菌糸瓶は幼虫時に栄養をたくさん与えることが出来、成虫のサイズupをすることが出来ますがリスクも伴います。

菌糸瓶を使用することによるリスク

  • 幼齢幼虫の時は、菌糸に巻かれ死亡する可能性がある。
  • 気温が高い場合、酸欠、菌糸劣化で死亡する可能性がある。
  • 羽化不全が起こりやすい

上記の通り、菌糸瓶を使用すると幼虫の死亡確率が一気に高まります

特に気温が高い場合、菌糸が幼虫の食べた部分を大量の酸素を消費して、再生しようとするため酸欠になることが多く注意が必要です。

大事な幼虫が死んでしまう可能性もあるので、温度調整が困難な方は避けたほうが良いでしょう。


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