カブトムシ 幼虫の飼育方法
カブトムシの幼虫の飼育方法のどなたでも分かりやすく説明致します。
説明を読めば、誰でも成虫から飼育し、産卵させ幼虫を飼育するが可能です。
目次
マットは必ず腐葉土を!
カブトムシの成虫から飼育し、産卵させ幼虫を飼育させる場合は、必ずマットは腐葉土を使用するようにしましょう。
カブトムシの幼虫は腐葉土をエサとして食べ大きく成長していくので、腐葉土でないと幼虫が成長することが出来ません。
粒子が大きいクヌギマットなどはどちらかといえばクワガタ用で、弱齢幼虫には合いません。
加湿について
しっかりと加湿を行って起き、産卵させやすい状態にしておきましょう。
表面だけ霧吹きなどで加湿するのではなく、全体的に加湿するする必要があります。
買ってきたマットを飼育ケースに広げコップで水を加水していき、手でだんごが出来るくらいまで加水を行う必要があります。
産卵を確認しよう!
カブトムシのメスは交尾が終わると土に潜り卵を産みます。
飼育ケースの底面などを確認すると、産み付けた卵を確認することもできます。
しばらくすると卵が孵化しカブトムシの幼虫が生まれます。
産卵が確認できたら
産卵を確認したら、成虫は別の飼育ケースに移して、卵を安全な状態にしてあげましょう。
産卵後、成虫がいたままだとオスやメスが土に潜った場合、せっかくの卵を潰してしまう恐れがあります。特にオス。
幼虫は1つの飼育ケースで複数匹を同時に飼育可能
クワガタの幼虫と違い、カブトムシの幼虫は共食いをしません。
1つの飼育ケースで複数匹を同時に飼育することも可能です。
幼虫が小さいときは、30cm程度の飼育ケースであれば5~10匹飼育していても全く問題ありません。
しかし、幼虫は次第にとても大きく成長します。
はじめは1cmくらいの幼虫も最終的には手のひらいっぱいくらいまでのサイズまで大きく成長します。
出典 月夜野きのこ園
大きくなると同時に、1つの飼育ケースに入れる数を減らしていってあげましょう。
30cmの飼育ケースの場合だと2~4匹くらいにしておきましょう。
大きくなると腐葉土をたくさん食べます!
幼虫が成長し大きくなると、腐葉土をたくさん食べます。
また、糞をたくさんします。
糞が溜まってくるとマットの表面にもたくさん出てくるのでマットを交換してあげる必要があります。
マットの交換を怠ると、腐葉土がなくなり幼虫の食べるエサが無くなってしまいますので、必ず交換してあげましょう。
幼虫の飼育中も腐葉土は常に加湿が必要。
乾燥してきたら、霧吹きで腐葉土(マット)の表面がしっかりに濡れるぐらい加湿してあげましょう。
乾燥してくると腐葉土の表面がパサパサになり、白っぽくなってきます。
さなぎを観察しよう
幼虫は成虫に生まれ変わるためにさなぎになります。
さなぎになると、オスかメスかの性別がはっきりとします。
さなぎの段階でツノがあればオス。ツノがなければメスです。
幼虫はさなぎになるために蛹室を作ります。
飼育ケースの側面や角に蛹室を作ることが多いのでぜひ観察してみましょう。
さなぎから成虫に生まれ変わる瞬間はとっても神秘的で感動します。
幼虫の期間が長いので辛抱して、大切に育てるとさなぎになり、成虫になる喜び、生命の素晴らしさを味わって頂きたいです。
特にお子様がおられるご家族の方でしたら一度はお子様に経験させてあげてみてはいかがでしょうか。
私は幼虫からさなぎになった時、オスかメスかとても気になり、オスだった時は大ハシャギをしていたのを、今でも覚えています。
さなぎから羽化すると
さなぎから羽化した直後はまだ体がとっても柔らかい状態です。
特に羽の部分は固まるまで時間がかかります。
ですので羽化したらしばらくは蛹室の中でじっとしています。
1週間~2週間たつと体も固まり、いよいよ成虫が動き出します。
気が付けばマットの上を歩き回っているでしょう。
この時の嬉しさは図り知れません。
朝と夜チェックしておけば活動開始したがが分かります。
活動したら昆虫ゼリーなどのエサを与えてあげましょう。